「視点を鍛えると人生が楽しくなるよ」と言う話をするのですが
このことに気付けたのは僕が高校2年生の時でした。
高校2年生というと、
僕が陸上競技を熱心に取り組んでおり、関東大会を目指して日々猛練習をしていた時でした。
ちょい余談ですが、
僕は日本100Mの記録保持者の桐生祥秀選手とは同い年で
同じ競技場でジュニア世界1のサニブラウン選手や、同じく日本代表のケンブリッジ選手がいました。
すごい陸上競技が盛り上がっている時代に競技をしていた1人です。
でね、そんな時のお話。
僕は小学5年生の時に人生のビジョンが見えるという超絶不思議体験をして
何歳の時にこんな出来事が起こるな〜と言うのが、なんとなく見えていた訳です。
その通りに20歳まで生きて、それ以降はとある理由があってそのルートを脱線することにしました。
今回はそれがメインの話ではないので、割愛しますが、どこかで話せたらいいな〜。
高校2年生の時は、
僕が30歳でセミリタイアをするぞ!と。そのために今のうちからビジネスを学んでおこう!
と思っている時でした。
僕は幼少期から、生活保護受給者よりも下のランクで生活をしてきたので、
かなりの極貧層で育ったと言ってもいいのではないでしょうか。
そんな僕にとって、経済的に上がって、セミリタイアすると言うのは
すごくすごく、憧れがありました。当時ね。
で、
ひょんなことから、とある京大生のブログに出会ったのです。
タイトルは正確には忘れたのですが、
「京大大学院生が大学を中退して2億円稼いだ物語」
みたいな感じだったと思います。
あ、あやし〜www
けど
なんか、すっごい惹かれるものがあったんですよね。
で、ブログを読み込むことにしました。
そしたら、ブログが超面白いのです。
ブログは全記事を当たり前ですが、読んで、
気に入ったフレーズや気になった文章は全てノートに書き写して、
電車の移動で読み込みまくるという、狂気ぶり。
そうやって
僕は学びの対象が自分自身に落とし込まれるまで
徹底的に叩き込んでいく、トレースしていく。と言うのと当時からやっていました。
ブログだけではなく、メルマガもとっていました。
メルマガの1通目は自己紹介で
2通目がマジで忘れられませんでした。
それがタイトルにも絡んでくるのですが。
「1白150万円のエグゼクティブスイートに泊まった話」
と書いてあり、当時の自分は超衝撃www
部屋が8部屋くらいあって
どこかにスマホを置き忘れて探すのに20分くらいかかった。
みたいな話が書いてあって、そんな家見たことがなかったもんだから、すっごい面白かった。
1泊150万円の宿ってこんな世界観なんだな〜って。
子供が絵本をキラキラした目で読むように
僕の心もすごい踊ってて、めちゃくちゃ楽しかった。
アメニティの話とか
ベッドがフワッフワの話とか
シャンデリアとか、夜景とか、ワインとか、音響とか、大画面のスクリーンとか、超おしゃれな内装とか。
そんな世界を見て、めちゃ感動して
すげーーー!!!!!ってなってた。
そして、その部屋にいつか泊まりたい!!と思って、24歳の時にその夢は叶ったんだよね笑。
ま、その話はいいやw
でね。
このメルマガで、彼は
「視点を鍛えてステージを上げよう」
と言っていたのです。
どう言うことか。
このスイートルームに泊まった次の日、
彼はまさかの1泊3000円の漫画喫茶に泊まったのです。
え?漫画喫茶???
なんで、そんなところに・・・と。
だって
年収2億円も稼いでいたら、そんなケチらずとも、せめて普通のビジネスホテルに泊まればええやんと。
そう思ったんです。
でも、彼の視点はそうではなくって
僕はお金は使いきれないほどある。
目の前には”体験”があって、その体験に値段がついている。
ある体験には150万円。
ある体験には3000円。
僕は、150万円と値付けがされている体験もしてみたかったし、
3000円と値付けがされている体験もしてみたかった。
だから、してみたんだよね。
その結果、何が分かったかというと
ああ、1泊3000円の体験は「こんな感じね」という経験値が。
ああ、1泊150万円の体験は「こんな感じね」という経験値が。
僕はその2つの経験値を得て、成長して、ステージを上げたのです。
と、書いてあった。
ほ、ほぉ・・・。
まだ全然分からなかった。
他の例も出してて、
彼は回転寿司の皿洗いのバイトをしたことがあって、
回転寿司のマグロはめちゃくちゃ食べたと。
で、今も回転寿司は美味しいと思うし食べにいくんだけど、
今は、回らない寿司も食べにいく。
大食いの経営者の友達をお店に連れて行って
1貫1000円のマグロを、ネタとシャリがなくなるまで食べ尽くして
お店の最高益を出したことがあると。
そして、そのお会計を「ご馳走様でした〜!」という軽やかさでお会計をした。
僕は、そうやって
体験を通して、経験を積んで、ステージを上げて行っているんです。
ステージを上げた僕は、さらにステージの高い発信ができるので、
皆さんにより学びを届けることができるし、その学びが皆さんを成長させるし、
皆さんが成長して、稼げるようになって、自由を得て、人生を楽しんでもらうことが僕の願いなので
やはり、僕は1貫1000円のマグロを何貫食べてもらっても
その体験に、笑顔で楽しくお金を支払えるのです。
と、
こんな話をしていました。
なんか、ちょっとずつわかってきたぞ、、、と。
当時高校生だった僕は、
ファミマのファミチキは160円でこんな味。
ローソンのLチキは160円でこんな味。
とその区別ができるようになりました。
そして、
その2つの味の違いを知っているからこそ
友達の好みから察するに
衣ザクザク系が好きなA君は、ファミチキが好きだろう。
肉汁(という名の注射液w)が好きなB君は、Lチキが好きだろう。
と、なんとなく予測ができるようになり、
僕には”目利き”ができたのです。
同様に、
大人になってから、僕は2年間いろんなお店に連れて行っていただき、美味しいご飯を食べ歩いたのですが
その時に、
美味しい日本酒の飲み方。
ビールの美味しい注ぎ方。
旬の野菜の目利き。
このお店は美味しいと何で判断するのか?
などなど、
体験を通して、視点を鍛えて、経験値が積まれて
2年間かけて、着々とステージを上げていきました。
ステージを上げていくと、
料理を専門に発信している人を相手にしても
食の話題で一緒に楽しめたり、
このお店は、こうこうこんな理由でおすすめなんですよ、と推せて
そのお店をその方のサロンメンバーに共有してもらえて、
結果として、僕が推しているお店を応援できたり
コロナ禍で飲食店が大変だったときに
お店を助けるために年間で30組以上連れていき
その年で一番通って、一番お客を連れてきた常連になれたり
コロナ禍でお店が営業ができない時、
お店は営業をしていなくとも
仕入れ先を潰さないために借金をして仕入れ先から食材を仕入れて
仕入れた食材はなんとか食べ切るか、捨てるしかない、みたいな現状があった時
その事情を友人の経営者に言いまくり、お店の食材を買い取って、出張料理人の依頼をして
旬の食べ物フルコースを振る舞っていただくスペシャルコースを開催して
お店のピンチを救ったり
と、
そんなふうに「分かる」ことが増えたことにより
助け合いができた訳ですね。
なんだか、こういう体験をして行ったときに
「視点を鍛えると、人生が楽しくなるよ」という高校2年生の時から受けている教えが、人生にめちゃ生きたと実感していくのです。
考えてみれば、当たり前ですよね。
その業界で最も成果を出すためには、その業界でめちゃ視点が鍛えら得ており、経験を積んでおり、判断ができる人が生き残っている訳です。
僕とホリエモンがコンサルをするなら、当然ホリエモンがしたほうが切れ味はあるし(比較するのも恥ずかしいw)
僕とメッシがサッカーをするなら、メッシがボールを持った方がシュートは決まります(当たり前だろ)
より、視点を鍛えて、知識も蓄えて、知っていることが増えて行った分野であれば、戦えるんですよね、人は。
そして、
それだけでなく、楽しめるんです。
サッカーもルールを知っていれば、メッシの神ボールさばきに、神業だと理解した上で、これは神業だ!と感動ができる。
大谷翔平さんが二刀流で世界最高の野球選手になったことも、ピッチャーと打者の両方がどれほど優れているのかを、データでも分かっていくと、本当にその凄さが分かってきて、応援できる。
箱根駅伝も、最初は誰が誰だか分からないけれど、一人一人の選手の歴史を報道されるから、選手の人生の背景やストーリーに触れて、どうしても応援したくなってしまう。
鶏肉も、ただの肉塊ではなく、ここが胸肉で、もも肉で、ハツで、手羽先で、、、。それぞれ、一番美味しく食べるには、胸肉はこうで、もも肉はこうで、と区別ができると、最も美味しくいただけるし、その丁寧な扱いは、命に敬意を持っているよね。
知らない街に引っ越して、半年住んでその街を知っていけば、その街を愛していけるように。
知らないという分野を知っているという分野を置き換えていくと、この世では成果を出せるし、楽しむことができる。
知っているという分野が増えるのは、人生が豊かになるんだ。
だから、学習は大事。
賢い人と生きることが、なぜ素晴らしいかというと、そういうことだ。
知性がある男性はモテる。
そんなこと、当たり前じゃないか。
だって、隣にいて楽しんだもん。飽きないもん。
知性の幅と深さは色気ですよ。
そんなふうに、
今の僕の根幹の思想になって行ったのが
「視点を鍛えてステージを上げていくと、人生が楽しくなるよ」というお話。
何か伝わるものがあれば、幸いです!