イチロー選手にこんな言葉があります。
Q 日本には「出る杭は打たれる」という言葉あると思います。イチロー選手はこの考え方に対して、どうお考えを持っていますか??
A それは簡単だよ。打たれないところまで出てしまえばいいんだよ。
この単純明快な回答を見たときは
スカッとすると共に、同時に全ての人には難しいんじゃないかと思いました。
僕の、概ねイチロー選手の考え方に賛成です。
出る杭は打たれるのであれば、出過ぎたくいは打たれない。打たれないところまで突出してしまえばいいわけですよね。
ただ、
そもそも繊細な日本人は特に、杭を出過ぎるところまで行動することに、止められています。
成長すればいいことくらいどんな人にもわかっている。
努力できれば素晴らしい。
行動できれば素晴らしい。
そんなことはわかっている。
わかっているのに、できないんだよ。
自分のことを諦めたくないのに諦めてしまったり、
いつもは大丈夫なんだけど、
何かの拍子に、突然めちゃくちゃ怖くなって
逃避行動をしてしまう、というものです。
これが
いわゆる「メンタルブロック」の仕業です。
メンタルブロックは、
過去の体験に似た体験をしようとした時に
脳の神経回路が再活性して、逃避行動をさせようとします。
人間の生物としての根底には、
生き残ろうとする作用が働くので、リスクは犯したくないんです。
これはマンモス時代からそうです。
(もしかしたらもっと昔からそう)
何がどうあろうとしても、
人間は生存しようとします。
だから、
何か行動して嫌な体験をしたことは、もう一度しないように脳みそが記憶しているし
「分からない」ということは危険が伴う可能性があるので逃避しようと脳みそは作用してしまう。
過去に行動して嫌な思いをしたことは、もう一度体験しないように逃避させるのです。
なので、その可能性がちょっとでも見えたら、
あ!それやめてな〜と、脳みそが察知して、その行動をさせないようにする。
これがメンタルブロック。
同時に、分からないにも作用する。
例えば、何が潜んでいるのか分からない茂みは危険と判断して、枝でツンツンして、毒蛇とか潜んでいないかを確認したり。
この橋は渡っても大丈夫とツンツンして確認したり。
このキノコは食べても大丈夫なのか食べたことがある人に聞いてみたり。
と、分からないことは危険とインプットしてあるおかげで
人間は生き物として生き延びて来たのです。
生物としてのこの作用もメンタルブロックになってしまう。
そして余談ですが、
分からないということがきっかけで争いになったりします。
相手の腹の中が見えない、となると怪しく感じて、その腹に何を秘めているんだい?と
何かの考えを持っていて言わない人は、腹黒いというよね。
こんなふうに分からないという要素は相手にとって不安を助長させる。
だから、相手にとって不安を感じさせる分からない要素は、初めに自分から話しておくと、相手にとって不安をうまないコミュニケーションとなり、安心安全の場を作ることができますよね。
例えば、この期間中は旅行で連絡がつきにくいです。と、一言言っておくだけで返信が来ないことに対して、いらない心配をかけなくて済む。
こういった具合です。
さて、
話を戻しますが、
何かを行動しようとした時に詰まる現象をメンタルブロックがある状態というわけです。
ブロックが発動している時は、
いわばブレーキが押されている状態です。
なので、仮にアクセルも踏んで進もうとするならば
メンタルにとんでもない負荷がかかりますよね。
エネルギーで見ても、
アクセルのエネルギー
ブレーキのエネルギーの2つが働いているので
2倍のエネルギーが必要だし、
ブレーキとして作動しているメンタルブロックが強ければ強いほど
アクセルに必要なエネルギーも増えますよね。
つまり、ずっと疲れてしまいます。
やるぞ!やるぞ!やるぞ!
で、やれるって基本的に無理なんですw
こういうマッチョ思考で突破できる人は
FF型とか呼んだりもしますけど、遺伝子的には欧米人に多く、
日本人だとクラスメイトで1人くらいの割合しかいません。
なのでね。
僕らは適切にブロックと向き合いながら
時には、外しながら生きることで
あなたが得たい人生を諦めることなく手に入れていくことができるということです。
もし、何かやりたいことがあって
やりたいのになかなか行動が止められている場合、
それはあなたの行動力がないのではなく
ただ単に、ブロックに止められているだけかもしれません。
僕の元には、
そういった方がたくさんやって来たので
時に30年間止められていたことを1回のセッションで解決してしまったこともあるので、人によっては1時間で30年分のブレーキが外れる人もいたのです。
僕は皆さんに
このたった1回の人生を一度きりの人生を
自分の思う幸せに向かって生きてほしいという願いがあるので、今後とも、サポートさせてもらえたら嬉しく思います。